リーゼ・マイトナーさんとキャヴェンディッシュ研究所の神々(2) 電子の存在を示した物理学者:J・J・トムソンさん

▼J・J・トムソンさんは、当時世界一の先進国イギリスの最高学府の面目躍如の象徴的存在だ。原子の中に電子があることを示した科学者。リーゼ・マイトナーさんより22才年長の大御所の物理学者。22年の間の物理分野の知識の蓄積はその前の100年に相当するくらい急速だ。それは産業革命のおかげで実験機器を作る材料や加工技術の進化など工業的な基礎技術の進化の大きさが背景にある。
▼恩師のジョン・ストラット先生(11月12日)は、貴族だったのでカントリーハウス(邸宅)で自ら手を動かして実験をする生き方そのものが珍しがられていた。それに比べると弟子のJJトムソンさんは、大学で仕事をしていたので、だいぶ現代的だ。

ジョゼフ・ジョン・トムソン Joseph John Thomson 1856-1940 物理学者
1856年、英国マンチェスター生まれ。父は古書店経営。
教育
私立学校で学ぶ。際立った才能を示し、科学に興味を持つ生徒。
1870年(14才)Owens College(現マンチェスター大学)に入学。
1873年(17才)父が死去。
1876年(20才)ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジに転学。
1880年(24才)ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジで学士(数学)
1881年(25才)ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジのフェロー。
1883年(27才)ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジで修士(数学)。指導教員はジョン・ストラット先生。
活動
1884年(28才)ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジでキャベンディッシュ教授。王立協会のフェロー。
1890年(34才)結婚。
1897年(41才)陰極線の研究。原子に微粒子があると考える(電子のこと。電子の名付け親はジョージ・ジョンストン・ストーニー氏)。
1905年(49才)カリウムの放射性崩壊を発見。
1906年(50才)ノーベル物理学賞を受賞。理由:気体の電気伝導に関する理論および実験的研究。水素原子には電子が1つあると示す
1908年(52才)ナイトになる。
1913年(57才)同位体の存在を確認。(フレデリック・ソディ氏が予言)
1914年(58才)WWI。コプリ・メダル受賞。オックスフォード大学で”The atomic theory” というテーマで講演。
1915年(59才)王立協会会長(1920年まで)
1918年(62才)WWI終戦。トリニティ・カレッジの学長(1940年まで)
1939年(83才)WWII
1940年(84才)死去。

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