マックス・プランクさんの関係者(6)戦争前に渡米して電子研究を進めた弟子:J・リリエンフェルトさん

▼半導体の増幅効果を予見して特許を取った物理学者。ベル研究所でバーディーンさんとブラッテンさんがトランジスタを発明し特許申請したときに先行特許があると拒絶される。それがリリエンフェルトさんの特許だった。
▼リリエンフェルトさんはユダヤ人。1926年にアメリカに移住していたのでヨーロッパのユダヤ人圧迫から離れていられた。ただ、麦由来のアレルギーに悩まされていたようで、53才のときアメリカ領ヴァージン諸島に家を建て、そこから本土に通っていた。

ユリウス・リリエンフェルト Julius Lilienf 1882-1963
1882年、オーストリア・ハンガリー帝国のリヴィウLviv生まれ。ユダヤ人。
教育
1900年(18才)ベルリンのフンボルト大学入学。
1904年(22才)フンボルト大学卒業。
1905年(23才)フンボルト大学でPh.D.(指導教員はM・プランク先生、エミール・ワールブルク先生)。
活動
1905年(23才)ライプチッヒ大学で終身教授。
1910年(28才)真空放電の研究に着手。
1914年(32才)WWI
1918年(36才)WWI終戦
1925年(43才)電界効果トランジスタの特許を取得。
1926年(44才)渡米しマサチューセッツ州ウィンチェスターで結婚。
1928年(46才)マサチューセッツ州モルデンにあるエルゴン研究所で所長。
1931年(49才)電解コンデンサや”FET-like”トランジスタを発明。この特許が先にあったので後からブラッテンさんやバーディーンさんが出したトランジスタの特許申請が拒絶された。
1934年(52才)アメリカ市民権を獲得。
1935年(53才)エルゴン研究所が閉鎖。ウィンチェスターの麦畑が原因のアレルギーから逃れるためヴァージン諸島に移住。ヴァージン諸島から本土各地に行った。
1939年(57才)WWII
1945年(63才)WWII終戦
1963年(81才)ヴァージン諸島のシャーロット・アマリエで死去。

▼師匠・弟子・関係筋
師匠
■ マックス・プランク Max Planck 1858-1947 関係:指導教員。
□ エミール・ワールブルク Emil Warburg 1846-1931 ドイツの物理学者。関係:博士論文の指導教員。
□ ファント・ホッフ van’t Hoff 1852–1911 オランダの化学者。
関係筋
■ Walter Brattain 1902–1987 トランジスタの発明者。
■ John Bardeen 1908–1991 トランジスタの発明者。

https://en.wikipedia.org/wiki/Julius_Edgar_Lilienfeld
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%89%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%88