プロメチウムPmの発見者のひとり L・グレンデニンさん

原子爆弾製造のマンハッタン計画の化学者メンバー。放射性物質の研究を進める過程で同僚マリンスキーさんと共にプロメチウムを発見。原爆が完成したとき、研究所の仲間とトルーマン大統領あてに日本投下を思いとどまる嘆願書に署名した人物。

ローレンス・E・グレンデニン Lawrence Elgin Glendenin 1918–2008 化学者

1918年、ミシガン州ベイシティ生まれ。
教育
1941年(23才)シカゴ大学卒業。
1949年(31才)MITからPh.D.を取得。

活動
1941-1945年(23-27才)オークリッジ国立研究所(当時クリントン研究所)でマンハッタン計画の化学者として働く。核分裂によって生じる放射性元素を分離し、特定し、その特長を見極める仕事に従事。

発見
1945年(27才)同じ年のJ・マリンスキーさん(7月30日参照)、C・コリエルさんと三人で61番目の希土類の元素を発見。マリンスキーさんとグレンデニンさんが、ネオジムと中性子を衝突させて抽出。イオン交換クロマトグラフィー法を使って新元素を単離した。戦争時だったので公表はしなかった。元素名はコリエルさんの奥さんの提言(神々から火を盗んだ罪でゼウスから罰を受けた巨人プロメテウスの名前にしてはどうかしら)を受け入れて命名。
1947年(29才)マリンスキーさんとグレンデニンさんがアメリカ化学学会でプロメチウムの発見を発表。

原爆
1945年(27才)グレンデニンさんらマンハッタン計画に参加していた科学者154名は、請願書に書名した。その嘆願とは、トルーマン大統領に史上初となる原子爆弾を何の制限もないまま使わないこと、そして、日本に原爆の威力をよく分からせ、降伏を拒否したどんな結果になるのかを考える機会を与えることだった。

1949-85年(31-67才)アルゴン国立研究所に所属。

https://en.wikipedia.org/wiki/Lawrence_E._Glendenin