プラセオジムPrとネオジムNdの発見者 C・ウェルスバッハさん

プラセオジムはガラスの着色剤に、ネオジムは超強力な磁石の原料に使われる。プラセオジムとネオジムの合金はまぶしい光を防ぐクルマの防眩ガラス等に使われる。発見の元になった材料はそれまで単体と思われていたジジミウム。ジジミウムには双子という意味がある。この双子はウェルスバッハさんに発見してもらうのを待っていたのかも知れない。ライターの火打石、電球のフィラメントなどを発明し事業化に成功を収めた。モットーが「もっと光を more light」。オーストリアの紙幣の肖像にもなった人物。

カール・アウアー・フォン・ヴェルスバッハ Carl Auer von Welsbach 1858-1929  オーストリアの化学者、発明家。

1858年、ウィーン生まれ。
父はオーストリア帝国印刷所の技師。
教育
ウィーンのMariahilfとJosefstadtにある学校に通う。
1873-77(15-17才)実科学校に通う。
1877年(17才)軍で兵役を務める。
1878年(18才)少尉に任ぜられて退役。
ウィーン大学に入学。で数学、化学全般、工学物理学、熱力学を学ぶ。
1880年(22才)ハイデルベルク大学に移り、R・ブンゼン先生(7月9日参照)について分光法を学ぶ。
1882年(24才)ハイデルベルク大学からPh.D.を取得。
ウィーン大学A・リーベン研究室の無給助手として着任。希土類元素を対象に化学分離法による研究を行う。

発見
1885年(27才)溶解度の差を利用して物質を精製する「分別晶析」法を開発し、それまでは一つの元素と思われていたジジミウムdidymosの分析に適用。結果、それぞれ色の違う二種類の塩を得た。プラセオジムPrとネオジムNdという二つの元素の分離に成功した。緑のほうをpraseodymium、ピンクのほうをneodidymiumと命名。
同年、ウィーン科学アカデミーに発見を報告。反応は、ブンゼン先生はこの報告を承認してくれた、一方、懐疑的な人たちもいた。

命名
プラセオジム:緑色なのでギリシャ語のニラprasonとジジミウムdidymosを合成して命名。
ネオジム:ギリシャ語の「新しい」意味するneosとジジミウムを合成して命名。
ジジミウムには双子という意味がある。

https://en.wikipedia.org/wiki/Carl_Auer_von_Welsbach
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%8F